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かもめのジョナサン (新潮文庫 ハ 9-1)

かもめのジョナサン (新潮文庫 ハ 9-1)

よりはやく飛ぶことのみを追求したカモメ。
もちろん、同族からはつまはじきにされるが、いつのまにか周りに理解者があつまる。
いつの日か後継者を育てることに成功し、自分の理想が脈々と次世代に継がれていく。
なぜか、カモメの限界を超えて瞬間移動まで可能になってしまっているが。


なぜか宗教観あふれるとかいわれる一冊だが、自分の目標に向かって行動できる強さは素敵だとおもう。すべてを敵に回してでも、ひとつのことを極めるという精神は、自分にないものだけにあこがれる。だれかが、それを評価してくれ、なおかつ志をついでくれるとなると感動もひとしおだろう。なにかひとつのことでかまわないので、極める価値を持つものに出会ってみたいと思う。